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Masaki Nishihara
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その16 1998年

暮れに登坂さんのお宅で、餅つきをさせて頂き新年を迎えました。

新年は京都で過ごし、9日からオートサロン。挨拶回りをしました。



1998年のスポンサー各社は、ブリヂストン、STI、ツーアンドフォー、BP、ウインマックス、RECARO、ライセンスA、ARAI、RAYS、カーメイト、MSエンジニアリング、TOTAL、エクセディ、京商となりました。

車両名はBS540STIインプレッサ4となりました。
車両製作はファクトリー大原、横浜まで通う事が始まりました。

2月にモテギにてRE540の発表会。僕の最初の開発タイヤRE540。
車両カラーリングもRE540指差しカラーリング。

 

前年にワークス体制ではなくなり、かなりのスポンサー様が離れる事になりました。
担当者からは申し訳ないと言ってもらえるところもあり、お説教をされたり、
かなり大変な思いをしました。

大原メカとはまだ付き合いが浅かった時期ですが、「かんけーねーよ!」の強い言葉で
この後数年タッグを組みました。

STI様もバックアップして頂きました。
カロシェの松井様にはトラックを快く貸して頂き助かりました。

大きなマイナスもありましたが、新たな展開としては良かったと思います。
モータースポーツ業界も潤っている時期であり、助けて頂ける事が出来感謝しております。
マイナスの事は今更書く事はしませんが、僕が進まなければ終わっていました。

この年はタイヤバフ全盛期、毎回横浜に車を取りに行き、バフを12本、そして試合に行く、
そんな感じでした。節約で横浜まではいつも下道。

この年は絶好調で8戦中5勝、2位2回、3位1回でチャンピオン。3年連続のチャンピオンとなりました。

京商さんがスポンサーとなり、この年からラジコンで遊ぶ事を始めました。
1/10、1/8のエンジンカーで遊ばせて頂きました。

年末にはDMSのショックテストがあり、翌年の契約を取る事が出来ました。

11月にはフィリピンに行きスターレットでレースを楽しんでました。
今の奥さんとフィリピンで遭った年です。

この年の車は東北、飯塚様に購入して頂き東北まで納車に行き、一緒に走って帰ってきました。

ダイアリーを見ながら書いていますが、13年前です、記憶が定かではありません。
今現在もプロドライバーとして生活できている事を本当に幸せに感じます。
これから先、日本がどうなるか、日本のモータースポーツがどうなるか、
あまり明るい未来展望はありませんが、海外にも目を向け、プロとして出来る事をして行きたいと思います。

この年は本当に大きな転換の年でしたが、なんとか生き延びる事が出来ました。
今現在も違う要因でかなり大変な時期ですが、頑張ります。
今思うと、本当に車が好きで、競争が好きなんだと思います。

翌年からチャンピオンは遠ざかりますが、2位には何回もなります。
この後数年するとパワー競争が始まります。2000年くらいまでは平和な時期だと思います。

またしばらくして1999年を書きます。99年は茅野と00年は菱井君と争います。

To be continued.


その17 1999年


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